フリッシェグラン通信

背中のニキビ

梅雨明けの後、日差しの強い暑い日が続いています。こんな暑い日にはちょっと大胆に、背中の大きく開いた洋服を楽しみたいものです。そんな時に気になるのが背中の肌状態。背中は自分ではなかなか目が届かないので、見せるとなると余計に気になるものです。額や鼻と同じく、体の中心部も皮脂腺がほかの部分より数が多く、分泌量が多くなっています。また、手が届きにくく、清潔に保ちにくい背中はニキビが出来やすいのは当然ともいえます。また、紫外線によるシミやニキビの跡、ザラザラした角質も気になりますね。これから夏に向かい露出が増える今、ちょっとした気遣いとしっかりとしたお手入れで、自信を持って大胆に背中を見せましょう。

<背中ニキビの原因>

1.遺伝的要因
背中のにきびも、基本的に顔や胸にできるにきびと変りません。つまり顔や胸同様、背中も皮脂の分泌が旺盛に行われていることが原因です。生まれつき皮脂腺の数が多かったり、皮脂腺が大きかったりする肌は、お顔同様、背中のニキビもで出来やすくなってきます。

2.洗浄不足等による不衛生な環境放置
背中は顔や目に見える部分と違って、清潔を維持しにくい場所と言えるかもしれません。 手が届きにくく見えない部位のため、お風呂で洗いにくく角質がたまり毛穴をふさぎやすい。また、一日を通して衣服に覆われている部位であり、汗をかいた場合に、不衛生な状況になりやすいなどの理由により、ニキビが出来てしまう人も多いのです。

3.生活リズムの乱れやストレス
生活リズムの乱れから起こるホルモンバランスのくずれは、過剰な皮脂分泌を促し背中のニキビの原因です。睡眠不足を始め、昼夜逆転生活、食事の時間が一定しないなどは要注意です。また、肉体的・精神的ストレスも自律神経に影響を及ぼし、ホルモンのバランスが崩れます。偏った食事による栄養不足も、ニキビの大きな原因となります。

<背中ニキビの改善法>

1.背中を清潔に保つ
皮脂分泌の多い背中は汗を溜めない努力が必要です。汗が多い患部は細菌も繁殖しやすい環境にあることを肝に銘じましょう。毎日きちんと入浴する、背中までしっかりと洗うのはもちろん、ニキビが出来やすい方は、コットンに化粧水を含ませたものを持ち歩き、汗をかいた時に軽くふき取ると効果的です。このときの化粧水は保湿効果だけでなく、沈静・殺菌効果のあるものを選ぶと良いでしょう。

2.正しい入浴法を実践
特に頭を洗う際のシャンプー等の洗い残しを放置しないようにしましょう。洗う順番を 頭→顔→体 の順にすると、シャンプーやトリートメント剤が肌に残らず、刺激になりにくいと思われます。また、湯船にしっかり浸かると、毛穴が開き汚れが取れやすくなります。夏だからといってシャワーだけにせず、湯船に浸かるよう心がけてください。

3.生活改善・食生活改善を心がける
睡眠を充分にとりホルモンバランスの崩れを避けましょう。もちろんバランスのとれた食事も必要です。

4.外的刺激から肌を守る
特に紫外線が肌に良くありません。紫外線は皮膚の角化を促すため、毛穴が詰まりニキビの原因になります。化学繊維や刺激の強い日焼け止めなども要注意。ニキビが気になるときは、なるだけ木綿製のものを身につけ、敏感肌用の日焼け止めで肌を守ってください。乾燥して角質層が硬くなるのもニキビの原因に。夏は暑くて敬遠しがちですが、肌を柔軟にして外的刺激から肌を守るボディローションを忘れずに。

<食生活改善で背中ニキビ解消>

当たり前ですが食生活は背中にきびにとって重要な要素です。栄養のバランスが崩れると皮脂の分泌量にも影響を与えますし、ホルモンバランスも崩れます。また栄養不足で体の免疫力が低下しては外的刺激やあらゆる菌から守ることは不可能です。

▼背中のにきびに良くない食べ物
刺激物 ― コーヒー、チョコレート、ココアなど糖分多いもの ― アイスクリーム、ケーキ、バターなど脂分の多いもの ― 豚肉、ベーコン、ハムなど

▼背中のにきびに良い食べ物
野菜、魚類、肉類をバランス良く摂取栄養成分としてはビタミンB2やB6を多く摂ると良いです。ビタミンB2やB6は皮脂分泌を抑える効果があります。

<背中のニキビにおススメのサロントリートメント>

背中のピーリングケア 50分 ¥8500

お顔と同じようにクレンジングから始まるトリートメント。乳酸をイオン導入することで古い角質を除去。毛穴の詰まりを取り除き、スベスベの肌に。その後、鎮静のために海藻パックを行います。日ごろケア出来ない気になる背中を、しっかりとトリートメントします。