ローズオイルの効用
甘く華やかで上品な香り「ローズオイル」は、女性らしさを開花させ、幸福感を与えてくれる香りとして知られています。世界三大美女として知られているクレオパトラは、バラの香りをこよなく愛したといわれています。クレオパトラはバラの切り花で宴会を豪華に飾り、寝室の床には花びらが一面に敷きつめられたそうです。また、バラ風呂を楽しんだり、香りの強いバラからとったローズオイルを肌に塗ったりと、日常的にもバラの香りに囲まれていたそうです。クレオパトラの美しさの秘訣は、ローズオイルにあったのかもしれませんね。バラの香りがなぜ、このように長い間、女性たちに愛されるのか、その秘密を少しだけお教えしましょう。
<精油としてのローズオイル>
ローズオイルは何世紀にもわたって人々が非常に好んできたもので、主にモロッコ、トルコ、フランスで生産されています。ローズオイルは極度に複雑な化学的組成をしており、解っているだけでも300以上の成分から成り立っています。とても複雑な香りと言えます。組成成分も多く、解っていない成分も含まれるため、人工的に同じものを作る事は不可能と言えます。天然の薔薇の香りの素晴らしさは、神様だけが作る事が出来るものなんですね。とても複雑な香りであるため、他の香りとブレンドしなくても、一つの香りだけで完成された香りとして用いられる事が多いです。ローズオイルはバラの花から抽出します。1滴のローズオイルを作るのに、50本のバラの花が必要とも言われており、とても希少価値の高いものでもあります。
<ローズオイルの歴史>
現在、ポピュラーに用いられている精油の抽出方法「水蒸気蒸留法」は、10世紀のアラブの医師アウィケンナが発明したとされていますが、ローズは最初に抽出されたオイルと言われています。バラは長い間、愛と清純さの象徴であり、結婚式にはバラの花を撒き散らして、結婚が幸せなものになるよう祈りました。中世には肺の各種疾患と喘息の治療に、香膏として用いられました。19世紀にはフランスの香料産業が急激な発展を遂げ、それ以来バラは、香水やせっけんなどの成分としてポピュラーになりました。
<心に対する働き>
ローズオイルは心を明るく高揚させ、神経の緊張とストレスを和らげます。特に女性に対しての効果は絶大で、うつや不眠、ヒステリーなどの精神的障害が、女性のホルモンバランスの変化にむすびついている時に、大いに役立ちます。また、「幸福感をもたらすホルモン」であるドーパミンを放出させるため、緊張とストレスを緩和し、女性が自分自身に肯定的な感情を起こさせます。摂食障害の治療や産後の抑うつ、失恋後などの抑うつに効果を発揮すると考えられています。
<からだに対する働き>
ローズオイルは生殖器系に対して強壮作用があり、月経前緊張症を鎮め、生理周期を正常化させます。更年期や生理不順、月経過多など女性が抱える様々な問題を解決してくれるオイルともいえます。また、ストレス性の胃炎や吐き気などにも効果を発揮します。その他、のどの痛みや咳など呼吸器系に対する効果も確認されています。
<肌に対する働き>
ローズオイルはすべての肌質に対して有効です。特に細胞の活性化を促すため、老化肌や乾燥肌に用いられます。また、毛細血管を強化するため、敏感肌や赤ら顔の改善にも有効です。
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