フリッシェグラン通信

辛い脚のむくみを解消するには

暑かった節電の夏も終わりに近づき、9月に入りました。少しずつ暑さも和らぎ、外出する機会も多くなってきます。長時間歩いて足が疲れた・・・・。明日がほてって眠れない・・・・。翌日には足がむくんで・・・・ということも多いのでは?「足が疲れる」[脚がむくむ]「足が痛い」「脚がだるい」などの症状は日常よく見受けられます。激しい運動をしたあとの脚の痛みは、筋肉又はそれを包む筋膜の炎症でいわゆる筋肉痛。また心臓や腎臓が悪い方にも脚のムクミが見られます。その中で、よくある長時間立ちつづけた後や仕事帰りの脚のだるさ、ムクミはうっ血により起こる場合が多いのです。よくある脚の疲れとむくみをその原因から考えて解決法を探ってみましょう。

■脚の血液の流れ

静脈を通ってくる途中で老廃物を回収して心臓に向かう静脈内の血流は、とくに脚の場合、最も遠いところから重力に逆らって心臓に帰らなければなりません。通常は運動による脚の筋肉の収縮がポンプ作用となり、血流を心臓方向に押し上げています。また、静脈の中には弁があり、血液の逆流を防ぎ、上へ上へと送っています。つまり、足の筋肉が動く力、足の静脈の中の弁による逆流防止の力、これらが協力して足の血液を心臓に戻しています。

■原因の一つは筋肉・・・

動脈から足に流れ込んだ血液は、毛細血管となって組織の中をめぐった後、静脈に集まっていきます。この足の先からの血液を心臓へ戻す静脈は、脚の表面を走る血管と、筋肉の中を走る血管とに分かれます。筋肉内の血管では、筋肉の動きがポンプの働きをして、血液を心臓に送り返しているのです。脚の筋肉に疲労がたまり筋肉が硬くなってしまったら、このポンプの機能がうまく働かなくなって血液がたまり、足の腫れ、痛み、疲れなどを引き起こしてきます。

■リンパの流れにも問題が

人間の体には、血管とは別に、リンパ管が隅々まで張り巡らされています。静脈で回収しきれなかった水分や老廃物は、このリンパ管で回収されます。ところが何らかの理由でリンパ管の働きがスムーズにいかなくなると、余分な水分が脚の細胞と細胞の間にたまってしまいます。この状態が脚のむくみです。脚は心臓から離れているため、重力も災いして足首やふくらはぎにむくみが起こりやすくなるのです。しかも、この状態が慢性化してくると老廃物中のタンパク質が水分を抱え込み、さらに脚のむくみが悪化してしまいます。先ほども書いたように、脚の筋肉運動が心臓のポンプの役目をしています。立ち仕事、あるいは座りっぱなしなど長時間同じ姿勢でいたり、脚を組んで座るクセなどもリンパ液の流れを妨げ、むくみの原因となります。

■静脈弁が悪くなると下肢静脈瘤

足の表面の静脈と筋肉の中の静脈がつながって、表面の血液を筋肉内の静脈に流しています。その繋ぎ目に逆流防止の弁があります。もし、この弁の機能が悪ければその部分で下から押し上げられてきた血液は、浅い部分の静脈に逆流します。表面に多量の血液が逆流するので静脈が膨れ上げって瘤のようになってしまいます。これが下肢の静脈瘤です。このように、はっきりと静脈瘤やむくみを出さなくとも血液が停滞して新しい血液が供給しづらくなれば、酸素が足りなくなって痛みも出てきます。横になって足を上げれば、流れがよくなり、足の痛みも取れるというわけです。

■更年期と脚のムクミ

更年期には女性ホルモンのバランスが乱れ、様々な症状が出てくるようになります。 特に女性ホルモンの一種であるエストロゲンが減少すると、血液の循環も鈍り、自律神経の失調も起こしてしまいます。顔や足などのむくみは、血液やリンパ液などの体循環機能が低下してしまうのが大きな要因です。また自律神経の乱れによって、むくみの症状が悪化してしまうこともあります。若くても冷えなどによる自律神経失調は足のむくみの原因になります。 それまで症状が無かった人の更年期障害としての足のむくみは、血液の循環を元通りにすると解消されます。入浴したり、マッサージやツボ押しなどで丁寧に足を慈しんであげましょう

◆脚の疲れとむくみを解決するために ◆ 

①血液循環を良くすること:重力に逆らって心臓に戻る脚の静脈は、戻りにくいものです。お風呂にしっかり入って身体を温め循環を良くする、自分でマッサージする、脚を上げて眠るなど、少しの工夫で戻りにくい血液をしっかりと心臓に戻す手助けをしてあげてください。

②筋肉を動かすこと:ふくらはぎや脚の筋肉を動かすことで、静脈が刺激されて血液が戻りやすくなります。最も良い運動は歩くこと。脚全体の筋肉をバランス良く動かすウォーキングは、むくみには最適です。仕事や家事の合間に足首を動かすなど、軽い運動をするのも良いでしょう。

◆脚の疲れとむくみに効果的なハーブティー ◆

 漫性のむくみに効果的なハーブティー

   ハイビスカス—–小さじ1、 

   フェンネル—–小さじ1、 

   ローズヒップ—–小さじ1

足のむくみが慢性化している人は、血行が悪く、代謝がスムーズにおこなわれていないようです。毎日のティタイムに、3種類のハーブで作るハーブティーを飲みましょう。飲み続けることで、むくみにくい体質に改善されます。

 ◆足の疲れとむくみに効果的なアロマレシピ ◆

 レモン—–1滴、 ジュニパー—–1滴、 サイプレス—–1滴

お風呂上りに、余分な水分を排出する効果があるオイルでマッサージをしましょう。スイートアーモンドオイル[10ml]に3種類の精油を加えて、よく混ぜ合わせれば、マッサージオイルのできあがり。これを手のひらにとり、くるぶしのまわりや足首、ふくらはぎを下から上に向かってさすります。足が引き締まり、だるさが解消されます。下でご紹介する「ツボ」を押しながら行うと、より効果的です。

 ◆足の疲れに効くツボのご紹介◆

 ●涌泉(ゆうせん)

涌泉のツボは、足の裏のタテ3分の1くらいの位置のほぼ中央にあるツボです。足の裏を曲げると凹みができます。そこが涌泉です。そのツボを小指の下側の手のひら(肉厚のところ)で、両足の裏を2~3分間擦ってください。

 ●太衝

太衝のツボは足の親指と人差し指の2つの骨が合流するところにあります。強く押すと痛いから、すぐにわかります。ここを指先で、最初は軽くだんだんと力を入れて2~3分間押してマッサージしてください。

 ●足の三里

むこうずねの外側にあります。膝蓋骨(ひざのお皿)のすぐ外側の下にあるくぼみと、外くるぶしの上端の中央を結んだ線上で、膝蓋骨(しつがいこつ)のくぼみから指の横幅3本分(人差し指から薬指までの幅)下がったところにあります。指で押すとズーンとひびくところです。症状のある足と同じ側の三里を刺激します。ボールペンのキャップの側の先端を使って、足の三里のすじをひびきを感じるまで押します。

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