フリッシェグラン通信

アロママッサージ

朝夕はかなり寒くなり、日の暮も随分早くなりました。秋も深まってきました。気候の落ち着いてくる秋は、夏の疲れが出やすく、体調を崩しやすい時期だともいわれています。日中の暖かさにうっかり薄着をしてしまい、風邪を引いてしまったり、夏にはなかった冷えを手足に感じたり。また、精神的にもちょっとメランコリーになりやすく、落ち込んだり、ちょっとしたことでクヨクヨしたりすることも多くありませんか?病気ではないけれども、何だか調子が悪い。こんな時に試していただきたいのがアロママッサージ。精油の力とタッチング効果でお体の疲れを取り除き、ゆっくりと体調を整えていきます。

アロマセラピーとは

アロマテラピーとは 芳香療法のこと。一般に植物の花や葉、果皮などから抽出される芳香成分(エッセンシャルオイル)を使用して、心と体のケアをすることをアロマセラピー(芳香療法)と呼びます。なんとなくおしゃれにリラックスする方法だと思っている方も多いと思いますが、アロマセラピーで使われる精油には、さまざまな薬理作用が期待できる成分が含まれています。たとえば深い森林の香りのティートリーにはとても強い抗菌作用がありますし、甘いりんごのような香りのカモミールは抗炎症作用として有名なアズレンを含んでいます。この他にも有用な成分がたくさん含まれており、人体にどのように働きかけるのかも、色々と解明されてきています。アロマセラピーの利用法は様々ですが、代表的な利用法として「アロママッサージ」があります。マッサージはエッセンシャルオイルを体内に入れる、最も効果的な方法といえます。

アロママッサージとは

マッサージと聞くと特殊な技術でとても難しいもの、と思われてしまうようですが、そんなことはありません。昔から「手当て」と言うように、痛いところが有れば撫でる・擦るなどをするだけで、痛みが薄れたり、和らいだりするのは良く知られています。小さいときにお腹や頭が痛かったとき、お母さんに「大丈夫」と優しく声をかけられ、痛いところを撫でてもらうだけで、治ったような気になった記憶も、ほとんどの方がお持ちだと思います。思いやりの心があれば、それが手を通して相手に伝わり、心や体を癒してくれます。またそれは、自分で自分自身をマッサージするセルフマッサージも同じこと。職場や家庭で1日頑張った腕や肩、脚や腰の凝りを揉みほぐしてあげる時間、自分自身をいたわる時間を持てる女性というのは、とても安定した心と健やかな体からでてくるエネルギーを感じさせてくれるものです。1日の終わりに5分でも10分でも自分の手で痛い、辛いという所をマッサージする習慣を是非つけてみてください。その時に症状にあったオイルを使うことにより、リラックス効果だけでなく、肩こりやむくみ冷えだるさなどの体の不調の改善、そしてスリミング効果まで得ることが出来るのです。 

 マッサージの注意点

血行が促進されている入浴後に行うのが最適です。 ご家庭で使用する場合は、エッセンシャルオイルはスィートアーモンドオイルなどの植物油に、1%濃度以下になるように希釈してください。直接肌に触れると、刺激がある種類もありますので注意が必要です。あまり深く考えずに、緊張してこわばった筋肉を、優しく撫でるようにマッサージしてください。

 主な症状に対する精油の効果

★首と肩の凝り

首や肩がこり、時には頭痛まで引き起こすと言う方は多くいらっしゃいます。凝りは筋肉の疲労により乳酸が産生され、それが排泄されず塊となり、神経を圧迫することにより起こります。筋肉疲労の原因は大きく分けて「肉体疲労」「冷え」「緊張」が考えられます。

肉体疲労の場合・・・老廃物の排泄を促すジュニパー、レモングラス、ローズマリーなど

冷えの場合・・・・・・・体を温めるジンジャー、ブラックペパー、マジョラムなど

緊張型の場合・・・・・気持ちや神経を静めるラベンダー、ネロリ、クラリーセージなど

 ★生理痛

ほとんどの女性が何かしらの不快感を訴えますが、痛みや不快感は軽いものから、鎮痛剤を飲まなくてはならないほどのものまで人それぞれです。生理時には分娩のときと同様、(もちろん軽いですが)子宮が収縮します。これは子宮粘膜で作られる、プロスタグランジンという化学物質の働きによるものです。この収縮により子宮は緊張し、激しい腹痛が起きます。

生理痛のとき・・・子宮の平滑筋を弛緩させるカモミール、腹部や腰を暖め血行を促すマジョラム、ジンジャー、身体の緊張をほぐすラベンダーなど

次の生理に向けて・・・子宮強壮作用のあるサイプレス、ゼラニウム、バラなど、エストロゲン様作用を持つクラリーセージなど(クラリーセージは月経過多を起こす可能性があるので、生理周期の前半に限ってのみ使用すると良いでしょう)

★足のむくみ

足のむくみ・疲れに悩んでらっしゃる方も多いようです。心臓や腎臓疾患以外のむくみは、毛細血管からにじみ出た組織液がリンパの中に取り込まれず、そのまま細胞間に留まってしまう事により起こります。筋肉を動かすことによりリンパの流れは促進され、滞留していた組織液も取り込まれやすくなります。

鬱滞を緩和させるグレープフルーツ、サイプレス、ゼラニウム、ローズマリー、利尿作用のあるジュニパー、レモングラスなど

精油は単体で使用しても効果的ですが、ブレンドすると香りも深みを増し、それぞれの成分の効果がブレンドした相手の成分の効果を引き出し、より効果的になります。

オススメのサロントリートメント

 ●アロマ経絡トリートメント  90分12,000円

東洋の経絡・ツボ刺激を加えたオリジナルのアロママッサージです。
フットバスに入っていただいた後、背中、臀部、脚、腹部、腕、デコルテと
全身をくまなくマッサージします。