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それほど暑くなかった夏ですが、9月も10月も暑い日が多く、いつになったら秋になるのか・・・・と思っていた11月。月末から思いの外の寒さが身にしみるようになって来ました。サロンのお客様でも「腰が冷える」「手足が冷たい」「夜なかなか身体が温まらず、寝付けない」など、寒さや冷えを訴える方が増えてきています。身体全体が冷える、あるいは手先足先の冷たさが我慢できないという「冷え症」人口は想像をはるかに超え、女性の実に7割近くもの人が悩んでいるといわれています。冷え症の方には、単に「寒い」「冷たい」というだけでなく、「肩がこる」「関節が痛い」「手足がしびれる」「頭痛がする」「便秘がひどい」「イライラする」「激しい疲労感が取れないなど、さまざまな症状の訴えも特徴のように思います。暖房を入れても足元は寒く、冷え性を一層つらく感じさせます。ここでは、冷え性の原因や冷え性の対策について、お話をさせていただきます。

 ◆冷え性の原因 ◆

 「冷え性」とは『抹消血管(いわゆる毛細血管)の血管障害のこと』をさします。人間は、寒いと感じると、体表の毛細血管を収縮させて体温が逃げないように調節します。「冷え性」の方は、その血管がいつまでも収縮した状態がつづき、周囲が温かくなってもなかなか血管がひろがらない。回復するのに時間がかかる。ただでさえ冷える冬は「冷え性」の人にとって辛い季節。なぜ、冷え性になってしまうのでしょうか?

 ①血行不良による冷え性

血液が上手く流れないと、酸素供給やエネルギーのもとになる栄養素の運搬が非常に悪くなります。心臓のポンプ力の弱い「低血圧」の人や「貧血」の人、また「運動不足」で筋力が弱っている人も血流は停滞しがちです。また、熱(エネルギー)は主に体の筋肉で作られるので 筋肉の発育が悪いと熱産生を弱め「冷え」を感じさせやすくさせます。

 ②自律神経調節不足による冷え性

自律神経のアンバランスにより、体温、血行の調節が上手く行かなくなり、冷え性の症状として出ます。原因は「ストレス」や「寝不足」「暴飲暴食」「性ホルモンの変動」などが考えられます。男性は思春期をピークにホルモンが低下していくのに対して、女性は、妊娠・出産・更年期・・・と、ホルモンの分泌が一生の中でも上下します。また、生理があるうちは女性ホルモンが日々変化しているうえ、更年期になると女性ホルモンの分泌が急激に減少するなど、ホルモンの調節が難しくなります。特に更年期の女性は冷え性に悩まされる方が多いようです。

 ③栄養不足による冷え性

5大栄養素(蛋白質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル)がバランス良く取れないと為、基本的な健康を損なう原因になります。冷え性だけではなく、自然治癒力も弱まって老化現象が進み、生活習慣病を引き起こします。また、食べ物の中には体を「冷やす食べ物」と「温める食べ物」とそのどちらでもない「中間の食べ物」があり その実体についてはまだよくわからないことも多いようですが 冷え性の改善のためには 冷やす食べ物を減らし 温める食べ物を多く摂るようにすると良いとされています。どちらかというと 暖かい地方や夏に採れる野菜・果物(トマト・胡瓜・ナス・白菜など)などは体を冷やす作用があり 逆に寒い地方や冬に採れる食べ物(代表的なものでは生姜・ネギ・ニンニク・唐辛子)には体を温める働きをするものが多いようです。

 ◆アロマセラピーでの冷え性対策 ◆

 ●半身浴 ・・・

バスタブにややぬるめのお湯(38℃位)を、おへその上辺りまで入れ、 精油の混ざった植物オイルを落とし、30分くらかけゆっくり入浴します。肩が冷えないように タオルをかけ、時々かけ湯をすると良いでしょう。

 ●足浴(フットバス) ・・・

深めのバケツにやや熱め(40℃位)を入れ、精油の混ざった植物オイルを落とし、良くかき混ぜます。足首上まで入れて、約15~20分、途中お湯が冷めてきたら、熱いお湯をたすと良いでしょう。

 <お勧めの精油>

・ホルモンバランスを整える … イランイラン・クラリセージ・ゼラニウム・ローズ

・血行促進する … レモン・ローズマリー・ジンジャー・ブラックペパー 

・自律神経のバランスをとる・・・レモングラス・バジル・プチグレン・フランキンセンス 

 ★精油はキャリアオイルや天然塩に2~3%濃度になるように、混ぜてご使用ください。

◆冷え性に効果のあるツボ◆

①三陰交:足のうちくるぶしから指幅4本分位上のところ。腎経・肝経・脾経が交わる所。

 ②太谿:内側のくるぶしのグリグリした部分とアキレス腱の中央窪みにあります。指と人差し指でまんで、グリグリと揉みほぐしてみましょう。

 ③開元:おへそから指幅4本分位下のところ。大事な内蔵が入っている部分なので、強く押しすぎないように。

 ④大腸兪:ちょうどウェストベルトの高さ。背骨から指二本分外側。腰に手を当てて、親指で腰骨の少し上を押すとジーンと効いてくる感じがするのでわかります。

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